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ロリポップ!サーバーを解約したわけ

      2020/08/11

こんにちは。

※このページには各社サーバーのアフィリエイト広告が掲載されておりますが、記事の内容はあくまで私の実際の感想であり、広告のために書いた記事ではないことを明言しておきます。副次的に収益が得られればラッキーだと思い記載しているだけです。

先日、このサイトをホストしていた格安レンタルサーバーAlphaRacksが倒産したという記事を書きました。

というわけで、乗換先を探したという記事も書きました。

上記記事では、さくらサーバー→ロリポップ→CORE SERVERと3つのサーバーを試用し、結果、Webホスティングをさくらレンタルサーバー、メールサーバーをコアサーバーという構成で落ち着いたということを書きました。



では、なぜロリポップ!を解約したのかを書き綴っていきます。

SSL化するのにネームサーバー変更が必須

最近、常時SSL化がスタンダードになりつつあります。Let's encrypt!のDV証明書は無料で発行できますから、是非とも導入したいところです。

当然、Lolipopサーバーも標準でLet's Encrypt!証明書を自動インストールする機能がついています。

独自ドメインを追加し、さて、証明書を発行しようということになります。

管理パネルのサイドメニューより、セキュリティ→独自SSL証明書導入と進みますと、証明書発行画面になります。

メインのドメインに対しては発行は何も問題なく行えます。tani-page.comへの発行は行えました。

ところが、なにやら不穏な文字が。

よく見ると、tani-page.comは証明書が設定されていますが、www.tani-page.comに対して設定がされていないようです。

そんなわけで、「よくある質問」を見てみました。

「SSLを設定できません。」と表示されて無料の独自SSLを利用できません / 「【ロリポップ!】独自SSL(無料)の[設定/更新]に失敗しました」というメールが来ました

1.対象ドメインのDNS情報がロリポップ!の情報になっていない

(中略)

・他社ドメイン管理サービスで管理されている独自ドメインは、ネームサーバー情報として下記をご設定ください
uns01.lolipop.jp
uns02.lolipop.jp

いや、Cloudflareを利用したいので、ネームサーバー変更は無理です。でもちゃんとレコード設定してるから大丈夫では?

2.対象ドメインがサブドメインであり、サブドメインに利用されている独自ドメインのDNS情報がロリポップ!の情報になっていない

「 ○○○.hogemoge.com 」というサブドメインで無料SSLを利用するためには、サブドメインに利用されている独自ドメイン「 hogemoge.com 」(サブドメインなし)のDNS情報がロリポップ!の情報になっている必要があります

「1」をご参照の上、サブドメインに利用されている独自ドメインのDNS情報をロリポップ!の情報へご変更ください。

これですね。つまり、サブドメインへSSL証明書を適用したかったら、ネームサーバーを変更するしかないようです。

なんで?と思うかもしれませんが…

おそらく、サブドメイン全部まとめてワイルドカード証明書をとってしまいたいんでしょうね。

「*.hogehoge.com」の証明書をとってしまえば、www.だろうがblog.だろうがshop.だろうがmail.だろうがすべてのサブドメインをSSL包括できるので便利だよね!!!!ね!!!ということです。

で、この証明書を発行する場合、ドメインまるまる所有していることを証明しないといけないです。というわけで、DNSのTXTレコードを用いた認証が必要になります。そんなわけで、ロリポップ側で自由にレコードが編集できないといけないので、ネームサーバーを変更するしかないわけです。

当然そんなのは嫌なので、この時点で半ばあきらめです。

でも、Cloudflareならオレオレ証明書でもいけたはず…

と思ったのですが、ロリポップ!を運営しているGMPペパボはGMOグループですから、GMO GlobalSignの証明書しか使えないようで、持ち込みはできないようです。

もうどうしようもありませんね。解約80%決定です。

メールの同期に難がある

Lolipopでは、設定したドメインでメールアドレスを発行することができます。

さくらサーバーのように、[好きな文字列]@[すべてのドメイン]みたいに全ドメイン一緒ではなく、

[好きな文字列]@[指定したドメイン]というふうに、ドメインごとに発行できます。

Webメールもありますし、SMTPやPOP3/IMAPでメールソフトとも同期出来ます。

ところが、このメールの同期に難がありました。

受信トレイ、ごみ箱、その他ユーザーが作成したフォルダは当然同期されるのですが、

送信済み、下書きがWebメールとメールクライアントとで同期されないのです。

とりあえず、メールクライアント側で下書き(Drafts)、送信済み(Sent)フォルダーを作成し、設定することでメーラー側のメールは同期出来ますが、Webメールで作成したものはどうやっても下書き、送信済みが見れません。

ロリポップ!のサポートに問い合わせてみましたが、

質問

Webメール上での「送信済み」、「下書き」フォルダーがimapで同期されません。
imapで同期しない設定になっているものと思われますが、同期可能にしていただくことはできるのでしょうか。
現在は、別にSentとDraftsを作成し、メールソフトでそれらを送信済みと下書きに指定することでごまかしていますが、Webメール上でのそれらのフォルダーも同期出来ないと不便極まりないので、何とかなることを願っております。

回答

お問合せいただきました件につきまして、
恐れ入りますがロリポップ!Webメーラー上で作成された下書きを
imapによりメールソフトと同期することは出来かねます。
お客様のご希望に沿えず申し訳ございません。

また、大変お心苦しいですが、ご対応方法についても
お客様に現在行っていただいているような対応となります。
こちらは弊社にて機能改善のご意見として承り、
改善を検討させていただきます。何卒ご了承くださいませ。

ということで、為す術無しです。

というわけで、解約が決定しました。

でも、ロリポップ!もいいサーバー

ここまで散々なことを書いてきましたが、私の変なこだわりが強いだけです。

普通にネームサーバーを変更して使っていれば、SSL化も何の問題もないはずです。

それから、Webメールをメインで使う人/Webメールを一切使わない人/下書きと送信済みなんて同期出来なくてもいいや、という人にとって見れば、何の問題もありません。

そう考えれば、値段の割に十分すぎるサーバーだと思います。



管理パネルが見やすい!

そして、ほかのサーバーに比べて、管理パネルが使いやすい印象を受けました。

まず管理パネルの概観はこんな感じです。

そして、左のメニューですが、以下の感じです。

サイト作成ツール、セキュリティ、メールの各サブメニューは以下の通りです。

それから、コンテンツキャッシュなる機能もあるようで、動的サイトの場合、キャッシュを作成して応答速度を上げるようです。Wordpressに特化した設定もあるようです。

また、ドメイン別にPHPのバージョン設定(及びCGI版/モジュール版)やWAF(Web Application Firewall)の切り替え、Cronの設定、海外からのアタック阻止機能の設定が行えます。

Lolipopといえば安っぽい、低性能、使いにくいイメージがありましたが、少なくとも私が使った時点では十分な性能を使いやすいサーバーだと思います。

さくらサーバーの管理画面より断然わかりやすいです。

ただ私の好みに合わなかったというだけです。

というわけで、無料試用期間もありますので、試してみてもいいかもしれません。




ではでは

 

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